パネルシェード

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「輻射冷暖房システム・パネルシェード」は、空気ではなく、その空間の各面、天井・壁・床等を冷やしたり暖めたりする全く新しい発想によるシステムです。
 
冷温水により、ふくしゃで部屋=空間全体を冷やしたり暖めたりするシステムで、冷気・暖気を吹き出して調節するエアコンとは、部屋の冷え方、暖まり方が基本的に異なり、数々の優れた特徴があります。
「パネルシェード」の冷暖房システムにより、一年を通してより快適な生活を保証いたします。

パネルシェード冷暖房システムとエアコンとの比較

パネルシェード エアコン
冷水や温水を室内にあるパネルに通し、その輻射(冷輻射・温輻射)により部屋を冷やしたり、暖めたりします。 冷暖房の方法 冷風や温風を強制的に室内に送り出します。
その送風温度によって、冷房や暖房を行います。
温度変化が少なく、室内の温度を均一に保つことができます。
但し、冷暖房の効果が現れるまでに多少の時間がかかります。
冷暖房の効果 運転開始後、すぐに冷暖房の効果が発揮されますが、設定温度に対して周期的に室温が変化します。
  • 肌への直接の風当たりがなく、冷房病の発生もなく、長時間の使用に向いています。
  • 暖房時は室温の上昇が緩やかなので、乾燥肌になりにくく、健康的です。
  • 空気の汚れは発生しないので、冷暖房使用による換気への配慮が少なくてすみます。
  • 送風音等は発生せず、無音に近い静けさです。
  • チリやほこりの発生がほとんどありません。
  • 運転停止後も室温をそのまま保ち、持続性に優れています。
利点や
欠点など
  • 送風をコントロールすることにより、スポット的使用ができます。
  • 一般的に普及しているため、機種の選択肢が多い。
  • 室内の空気を循環させて送風するため、チリやほこり、ハウスダスト等が舞いやすいです。
  • モーターの送風音がします。
  • 暖房時は、乾燥肌になりやすいといわれています。
  • 冷房時は、いわゆる冷房病になりやすいといえます。
  • 室内機の内部結露が起きやすく、これはカビの原因になります。
  • 運転停止後の持続性に乏しい。(室温の戻りが早い)
パネルシェード パネルシェード

冷暖房面積、及び使い方

  • パネルシェードは、定格暖房放射能力2100W、定格冷房放射能力700Wで、対応面積は1台あたり6畳が目安です。
  • 立ち上がりには多少の時間がかかります。このため間欠運転を避け連続運転をお勧めしています。これにより深夜電力の使用にもつながり、電気料の節約になり、ひいては大幅な省エネ効果が期待できます。

パネルシェード設置台数

  • ヒートポンプ式冷温水熱源機(室外ユニット)1セットで、最大3台まで接続できます。
  • 複数枚数を設置した場合には、ON/OFF操作、設定温度の調節等、各々個別の運転が可能です。

ヒートポンプ式冷温水熱源機について

  • 暖房の場合、下記の定格能力時の外気温より下がると能力は下がります。
  • 冷房の場合、下記の定格能力時の外気温より上がると能力は下がります。
  • 本システムの熱源機はパネルシェード専用です。他の冷暖房端末には使用できません。
ヒートポンプ式冷温水熱源機について
ヒートポンプ式
冷温水熱源機
定格能力
冷房:外気温35℃の場合 暖房:外気温7℃の場合
3.8kw 3.8kw 6.3kw

設置位置

  • 1階及び2階に設置できます。3階以上には基本的には設置できません。また一部2階にも設置できない場合もあります。
    循環水配管の最大長さは10m、最大高低差は4mが基準です。
  • 2階に設置する場合は、必ず冷温水及びドレン管用PSを設置してください。
  • パネルシェードは壁と床に設置します。壁は必ず木芯材を用いた耐力壁または支持壁である必要があります。
    また、畳・カーペットの床には設置できません。CFの場合は12mmの捨て合板を敷いて下さい。
  • 冷温水配管及びドレン配管は、床パネルの芯材及びブロッキング材と干渉しないように十分ご注意ください。

システム構成の概要

平均的な構成を図式化してあります。
システム構成の概要

冷房・暖房の性能比較

夏期/冷房時は 木陰の爽やかさ を演出します

  • 冷気が直接体に当たりません
    いわゆる冷房病の心配がありません。
  • 乾燥し過ぎることがありません
    エアコン使用時に起きる過度の乾燥が少なくてすみます。
  • 音が静かで、衛生的です
    風を起こさない冷輻射のため、室内は静かでチリやほこりの舞い上がりもありません。
  • 冷房しながら通風もできます
    輻射による冷房は、高窓を開けた通風を組み合わせることもできます。
表面温度熱画像
表面温度熱画像
夏には、冷水を流すことで、パネルシェードの表面温度が約10℃になり、冷輻射で木陰の涼しさの生活環境を作り出します。
空気温度変化
空気温度変化
空気の温度が細かく変動するエアコン冷房と異なり、冷水を用いた輻射冷房は、室内の温度が安定し、心地よい生活空間が実現します。

冬期/暖房時は 日だまりの暖かさ を演出します

  • 室内の上下の温度差が少なくてすみます
    輻射熱が壁や床にも伝わるため、室内の温度を均一に保つことができます。
  • 室温が低くても心地よくすごせます
    輻射暖房は無風のため、身体から気化熱を奪うことがなく暖かく感じます。
  • 空気が汚れず、安全で衛生的です
    室内での灯油やガスの燃焼がないため、安全で衛生的です。
  • 省エネルギーの実現が可能です
    ヒートポンプ冷温水との組合せで省エネを実現しました。
表面温度熱画像
表面温度熱画像
冬には、温水を流すことで、パネルシェードの表面温度が約35℃になり、輻射により空間を均一に暖めます。
空気温度変化
空気温度変化
エアコン暖房は、温風により室温が変動しやすく、部屋の上下温度差も大きいですが、パネルシェードは室温が安定しています。

エアコンとの比較

  • エアコンは空気を冷やせても壁の温度は下げられない
    エアコンは空気を冷やせても壁の温度は下げられない
  • エアコンは設定温度に維持できても快適とは限らない
    エアコンは設定温度に維持できても快適とは限らない